取っておきたい資格①ホテルビジネス実務検定

2017年11月14日(火)

 ホテルビジネス実務検定試験(Hotelier Proficiency Test)、略称「H検」は、ホテル業務の実地調査を経て開発された、財団法人実施の検定試験です。
 
 ホテルビジネス実務検定試験は宿泊や食事、宴会といった提供サービスのオペレーションにまつわる細かいものから、経営やマネジメント業務に至るまでの実務的な知識を体系的に習得することを目的としています。
ホテル業界を志望する学生やホテル業界でのキャリアアップを願う人が受験することはもちろん、ホテル全体のサービス向上を狙う企業が従業員教育の一環として団体で受験するケースも多くあります。
資格を保有しているからと言って就職に有利になるものではありませんが、出題範囲が幅広いため、ホテル業務に関する学習や、到達度を測るために最適な試験だと言えます。
 
 昨今、ホテルを利用する人の目的は、宿泊することだけではなくなってきています。スポーツクラブやプールなどの施設や、ランチビュッフェなど、特色や独自のサービスの提供を目指すホテルが増えているため、多種多様なサービスを柔軟に提供していくことが求められているのです。
担当するセクションにだけ特化するのではなく、ホテルの業務全体を理解し対応できるという一つの指標として取得してみてはいかがでしょうか。
 
 
試験内容
 
筆記試験がおこなわれます。
多肢選択方式(4択問題)、解答はマークシート方式です。200問の出題 200点満点。
 
試験範囲は以下のとおりです。
・基本事項:ホテルの基礎
・営業業務:宿泊業務、料飲業務、宴会業務、調理業務、マーケティング業務
・管理業務:総務・人事業務、施設管理業務、仕入・購買業務、経理・会計業務
 
<ベーシックレベル1級>基本事項、営業業務、管理業務
<ベーシックレベル2級>基本事項、営業業務(マーケティング業務除く)
<マネジメントレベル>基本事項、営業業務、管理業務
 
■ベーシックレベル:2級・1級とも各科目の正解率が60%以上、かつ全体の正解率が65%以上。
■マネジメントレベル:ベーシックレベルとは異なり、正解率によって2級または1級として判定します。
「2級」は各科目の正解率が60%以上、かつ全体の正解率が65%以上。
「1級」は各科目の正解率が80%以上、かつ全体の正解率が85%以上。
 
受験料(税込)》
ベーシックレベル:1級・2級 5,000円
マネジメントレベル:8,000円
 
受験地
個人受験:全国4都市(札幌、東京、大阪、福岡)の公開試験会場
団体受験(学校・企業単位での受験):受験団体施設内の教室、会議室、宴会場など
 
ベーシックレベルは年2回(11月、3月)、マネジメントレベルは年1回(11月)。
11月試験:受付期間9月中旬~10月下旬/試験結果発表11月下旬
3月試験:受付期間1月上旬~2月中旬/試験結果発表3月下旬
 
 
ホテルビジネス実務検定公式HP
★検定の例題もありますので、一度ご覧下さい。