ホテルの面接で見られている外見のポイント

2019年1月31日(木)

 ホテルとひとくちに言っても、リゾートホテル、ビジネスホテル、シティホテルなどいくつかの種類があり、ホテルの格式で求められる基準が変わります。また、フロント、案内係、宴会サービスなど接客を担当する仕事だけでなく、清掃や営業、施設管理、調理担当など、仕事の内容も多岐に渡ります。
どんな仕事であれ、ホテル業界で働くのであれば”清潔感”が重要です。リゾートホテルのように表に出てもある程度のカジュアルさを許されている場合もありますが、志望するホテルのグレードや雰囲気をしっかりと把握して面接に臨みましょう。


 ホテルによって基準は違っても、面接に行く際に気を付けるべきことは似ていますので、最低限注意すべきことをご紹介します。
 
 
髪型

【男性】
理想的な髪型は、短く整えられた、耳を出したショートカットです。整髪料で髪を整え、髪色は自然な色にしましょう。少し長めの髪型でも面接に合格することはありますが、勤務する時には髪を切るようにいわれる場合もあります。迷った場合は短くしておいた方が安心です。坊主頭は威圧感を与える可能性があるためなどの理由から、ほとんどの場合がNGです。
ごくまれに、カジュアルなリゾートホテルなどの求人情報で「髪型自由」と明記されているホテルもあります。その場合も、面接前の電話で「長髪なのですが大丈夫ですか」と確認しましょう

【女性】
ショートカットの場合は、髪を耳にかけるなど、ショートカットでも優しい雰囲気を演出できるスタイルにすると良いでしょう。髪が立つほどの極端なベリーショートだと威圧的な印象を与える可能性があります。長髪の場合には、まとめ髪が良いでしょう。肩にかかる長さであればひとつに結ぶかお団子のようにまとめましょう。落ちてくる髪はヘアピンなどで止めます。前髪は目にかからないように短く切るか、長過ぎるようなら、ピンで止めると良いでしょう。

髪型自由
ベッドメイキングなどの業務では、お客さまと接する機会が少ないため「髪型自由」としているホテルもありますが、フロント業務などをする場合、ホテルの顔となりますので、それに相応しい身なりが求められます。気になる場合は面接前に確認してみましょう。


髪色
格式が高ければ高いほど、身だしなみや髪色についての規定が厳しくなります。老舗の高級ホテルなどは、自然な茶髪でもNGです。カラーリングをしている場合には、黒色に染め直したほうが良いでしょう。そこまで格式の高いホテルでなければ、自然に見える茶髪程度なら問題のない場合が多いので面接時にわざわざ染め直す必要はありません。地毛が明るい人は、事前に確認できない場合は就活期間は黒に染めておくと良いでしょう。自分に非がないことで評価が下がってしまうのはもったいないですからね。


整髪料
整髪料は、匂いの少ないタイプを選びましょう。ハードワックスで髪を立てるようなヘアスタイルやオールバックなどは避けたほうが無難です。
また厨房業務や、制服に帽子が付属している場合など、ホテルの規定によっては整髪料が完全に禁止の場合もあります。採用されたら、勤務先の規則をよく確認してその規則に従いましょう。
 
 
服装
 男性も女性も、ホテルの面接において重要視されるのは「清潔感」です。

【男性】
面接に着ていく服は、スーツを持っている場合は、それを着ていくのが望ましいでしょう。高校生の場合は制服で行きましょう。シャツにはきちんとアイロンをかけ、靴の手入れやネクタイが曲がっていないか気をつけます。スーツを持っていない場合には、ジーンズ以外の落ち着いた色味のパンツ、白いシャツやポロシャツ、ジャケットなど、私服でもきちんとした印象のある服装にしましょう。
高校生で指定の靴がスニーカーの場合はそのままで構いませんが、泥などの汚れは落としておきます。
爪は短く切り、ヒゲはキチンと剃っておきます。制汗剤を使う場合には、無香性か微香性のものにしましょう。香水はやめておきましょう。


【女性】
面接に着ていく服は、スーツを持っている場合は、それを着ていくのが望ましいでしょう。高校生の場合は制服で行きましょう。シャツにはアイロンをかけ、リボンやタイが歪んでいないか気をつけましょう。スーツを持っていない場合には、ブラウスやカーディガン、アンサンブルなどの、きちんとした印象のトップスが無難です。色は白、黒、紺、ベージュなど。パンツよりはスカートスタイルの方が好まれる傾向にありますが、極端に長かったり短かったりするスカートは避けましょう。スーツの場合には、もちろん生足はNGです。靴はヒールの高すぎないシンプルなパンプスを合わせましょう。制服の場合には、靴下は学校指定のものか、白や紺などの地味なものにします。靴は学校指定のものを履いていきましょう。
メイクは、つけまつ毛やカラーコンタクトなどは避け、ナチュラルでベーシックなメイクを心がけましょう。またアイシャドーやリップ、チークには派手な色を使用せず、ブラウン系やピンク系の肌なじみのいいカラーでまとめるのがおすすめです。華美なメイクは望ましくありませんが、すっぴんで面接に臨むのもNGです。そのほか、アクセサリーや派手なネイル、香水なども避けましょう。ホテルの面接時は、おしゃれよりも清潔感を大切にしてください。
 
 
ここまで読んでいただいて分かるように、面接では華美さを控え「清潔感」を大事にしましょう。